令和2年6月29日

「新型コロナウイルス感染拡大にともなう緊急支援のお願い」に対する中間報告
感謝とお礼

 

連合三田会の皆様

一般財団法人 慶應連合三田会
会長 菅沼安嬉子

拝啓
日本では、第1波新型コロナウイルス感染は感染拡大による医療崩壊を防がれ、社会を元の活動的な状態に戻す試行錯誤が始まりました。
先般、第1波の社会の混乱と自粛の為に、慶應義塾の学生たちの中で就学停止が一人も出ないよう、また慶應義塾大学病院が被った財政的損失で慶應病院が立ちいかなくならないよう緊急支援のお願いを致しました。
先週、義塾から支援の中間報告が発表されましたのでご報告申し上げます。学生への「慶應義塾大学修学支援」には、555件、計30.820.000円。「慶應義塾大学病院医療支援」には、387件、計182.270.000円の多額のご寄付をいただきました。社中の皆様におかれましては、誰一人としてコロナウイルスによる損失を被らなかった方はおられないと思われる悲惨な状況下で、短い間にこのような素晴らしいご支援をいただき、皆様の慶應義塾に対する思いに胸が熱くなりました。本当に、本当にありがとうございました。
義塾では学生たちに支援金を渡す時、塾長が先輩方の心温まるご支援のお蔭と言ってくださるそうです。きっとその学生たちは社会に出てからは、先輩方を見習い次には後輩たちを助けるようになるでしょう。慶應義塾の伝統が強く受け継がれていく事にまちがいありません。
大学病院ではこれで息をついて、次の第2波、第3波が来ても元気よく立ち向かうことができます。北川雄光病院長は慶應義塾の強い絆に感動して心から有難いと感謝しておりますことをお伝えしたいと思います。きっと世界に恥じない強固な医療体制を整えてくれることと確信しております。

まだ油断ができない状況です。どうぞできる限りの自衛をしてください。皆様への心からの感謝と共に、皆様のご健勝をお祈りしております。

敬具